拾い食いトレーニング

前回までにお話ししたように、散歩での拾い食い、引っ張り、吠えなどは外でのトレーニングだけでなく色々なところでの人の対応も大きく関係しています。外でいきなり「拾い食いさせない為にアイコンタクト取りましょう」と言っても、怖くて下を向いてソワソワしているのに「それどころじゃないょ‼︎🐶💦」と聞こえてきそうです😂

外が怖くて顔を上げられない犬の場合、散歩トレーニングの前にその場所に慣れるトレーニングが必要です。公園へ行きベンチに座ります。犬はリードをつけて足元にいます。このとき人の方を見たらほめてご褒美をあげます。外の物や音に敏感になっている場合はなかなか人の方を見てくれません。しかし根気よく繰り返していると、その物や音に鈍感になってきます。普通になって怖くなくなると人の方を向く頻度が増してきます。外がすごく怖い犬は毎日3分や5分からでも大丈夫なので少しずつ慣らしてあげましょう☺️

次は歩きます。リードを短く持ちます。この長さは犬が横についたとき少しゆるむくらいです。犬の鼻におやつを持っていき、少し上へ上げます。そのまま1歩歩けたらおやつをあげます。次はおやつを持ったフリで行います。犬を左につける場合、トリーツポーチを左後ろの腰につけるとおやつを取るとき犬がトリーツポーチを見るので自然と少し後ろを歩くようになります。この歩数を2.5.1.4歩というようにランダムにのばしていきます。次は手の位置を上げていきます。手の位置を上げると顔が上を向くのでアイコンタクトが取りやすくなります。目が合ったらほめてご褒美をあげましょう✨

まずは場所慣れした公園内でこれを行い、歩きながらもアイコンタクトをすると良いことがある、メリットがある、ということを教えていきます。公園の中で自然とアイコンタクトを取れるようになると、道へ出てみましょう😊

歩く時は人の動きに意識してもらい、人が止まったら止まる、歩いたら同じスピードで歩いてもらいます。このときリードが張ったら止まってオスワリ、アイコンタクトをします。おやつを鼻先に持っていき、歩き出したときに前に出ないようにします。前に出なかったら歩きながらおやつをあげます。

そして、公園などへ行き匂い嗅ぎをさせるときは、オスワリ、アイコンタクト、ヨシで自由にさせる。

ということを習慣化すると徐々に引っ張りも拾い食いも減ってくると思います。

拾い食いが癖になっている場合、短期間でマスターするには難しく根気が必要になります。少しずつ焦らず取り組んでみて下さい🥰